テーピング療法
テーピングとは
テーピングは大きく分けて伸縮性と非伸縮性に分けられます、テーピングの特性を生かして治療、予防といった目的に対して使っていきます。スポーツだけではなく高齢者や一般の方も、意味のある貼り方次第ではいろいろ効果が期待でき、応用できます。
ケガの予防はもちろん、痛みの抑制や姿勢改善にも効果を発揮します。
キネシオテーピング
薄手で粘着力があり、皮膚に対する刺激の少ないテープです。最大の特徴は筋肉の動きを促進するという点にあります。皮膚に貼ることにより皮膚と筋膜の間にすき間をつくりマッサージ効果が生まれ、血液の循環が良くなり、痛みの軽減や、治癒のスピードアップが期待できます。軟部組織の治療に非常に役に立つテープです。
キネシオテーピングの効果
- 筋機能の改善
- 血液・リンパ液の循環改善
- 疼痛抑制
- 関節矯正
以上の4つの効果があります。
わずかな隙間が作られることで血液やリンパ液の循環が改善するだけでなく、異常な筋の緊張を正常化させることで筋機能が改善し、皮膚への刺激が疼痛も緩和させます。関節の矯正に関しては、スポーツテーピングのように直接関節を誘導するというよりは筋機能が改善することで関節のズレを整えてくれます。
ホワイトテーピング
関節や筋肉の過度な動きを制限し、ケガの予防や再発防止、応急処置などに使用します。
突き指や足首の固定などに使います。
伸縮性がないため、主にしっかり固めたい部位に使用します。
主に指、手首、足首の固定に使います。
エラスティックテーピング
布地の厚い伸縮テープです。
強い固定と同時にある程度の動きが必要な場合はこのエラスティックテープ(ハード伸縮テープ)を使います。ホワイトテープとは違い、エラスティックテープは伸縮性があります。
そのため、可動性が大きい、肩、肘、膝などの部位に使用することが多くなります。